特集

【尾道イケてる社長名鑑vol.1】大平交通株式会社・宍戸孝行さん

尾道イケてる社長名鑑の第一回は、向島でタクシー・貸切バス事業を営む大平交通株式会社・代表取締役の宍戸孝行さん。
尾道市民の足である同社をUターンして継いだイケ社の素顔とは?

宍戸孝行(ししどたかゆき)

1985年尾道生まれ/大平交通株式会社・代表取締役/2022年大平交通の3代目社長に就任
3児のパパで尾道界隈の公園事情にも詳しい。

経歴は?


向島で生まれ、高校まで尾道で育ちました。
「島コンプレックス」もありどうしても外に出たくて、大学は東京に行きました。そのまま東京の不動産仲介会社に就職。次男でしたし、大平交通を継ぐことはないと思っていました。

転機は3年目に(不動産会社の)広島営業所の立ち上げを任されたことです。尾道に帰ることも増えて、家業に触れる機会が増えたんですよね。飲みに行ったら大平交通のタクシーで帰ることもあってふと、「やってみようかな」と思いました。

尾道(向島)への想い

「宍戸」は向島に多い姓なんですが、商売の家系が多いんですね。でも、みんな商売をやめていって、続けているのが大平交通くらいになったんです。

僕のエゴなんですけど、向島で商売している宍戸を残したくて、大平交通を継ごうと。今、創業64年なんですが100年続けて、「宍戸さん頑張ってるな」と思っていただけたら先代も2代目も嬉しいのかなと思っています。

社長の1日

7時 起床
8〜12時 デスクワーク(観光の仕事と配車の対応) 
12時 昼食
13時〜17時 外出(商談や協会の会合)
17時〜20時 デスクワーク(配車の対応)or外出(経済団体の例会)
21時 家で夕飯&晩酌

午前はタクシーの観光プランを考えたりデスクワークをしていることが多いです。あと、午前はお客さんからの配車の電話が多いので、忙しい時は僕も出たりします。現場の状況を把握できるので好きなんですよね。

午後外出から帰ると今度は、飲みに出られるお客様からの配車の電話がかかってきます。経済団体(中小企業家同友会)の例会に出ることもあります。

7年前に入社した時と仕事内容は変わりましたが、8時〜20時働くスタイルは変わっていません。仕事が好きなんですよね。

社長の休日

趣味もないですし笑、休日はだいたい子供と一緒にいます。3人の子供(6歳・4歳・1歳)と公園で遊ぶのがストレス解消になっています。いくつかお気に入りの公園があって毎週ローテーションしています。

休日は奥さんに休んでもらうようにしていて外食することが多いです。今は下の子が小さいのでお寿司などのテイクアウトが定番ですね。

仕事の流儀「優しさ♡親切」

先代が提唱した大平交通のモットーなのですが、これを判断基準にしています。クレームがあったときは特に、そこに「優しさ♡親切」はあったか?と問いかけるようにしています。
「優しさ♡親切」を社内の共通言語にして、継承・紡いでいきたいと思っています。

 

写真:正木孝則

大平交通株式会社
https://taihei-kotsu.com/

 

この記事を書いた人

アバター画像

松崎敦史ANCHER編集長

世界一周中にできた不思議な縁で2018年、家族4人で向島に移住。東京で編集者として勤務→フリーライター→書籍出版→ウェブメディア編集長とおもにコンテンツ畑を耕してきた。35カ国以上を旅した元旅人。
株式会社世界新聞代表。
twitter