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【求人】尾道に移住してデュアルライフがしたい?タテイシ広美社は欲張りなあなたの味方です
尾道のお隣、府中市にある看板やデジタルサイネージを制作する「タテイシ広美社」。そんな同社では「デュアルライフがしたい社員を募集中!」ということなので真偽を確かめるために突撃してきました。

 

とある昼下がり、シェアオフィスにて・・・

 

オスギ

……めずらしく真剣に考えてるな〜って、のぞいてみたら、何です? それ。

 

M崎

文字どおり、デュアルライフよ。オスギもやってるんでしょ? あ〜俺も、そろそろ都会で最新のテクノロジーにふれたいんだよなぁ。

こんにちは、ライターのオスギです。2020年12月に尾道の向島に移住して本社のある大阪と、尾道を行き来しながらデュアルライフを送って3年目です。

“M崎”ことANCHER編集長の松崎さんが、やたらとあこがれる「デュアルライフ(二拠点生活)」ですが、これは生活拠点を2か所もつ暮らしのこと。たとえば、平日は都心部で働いて週末は田舎へ移動してのんびりする、というように、2つの場所を行き来する「自由なライフスタイル」を送ることができるのが特徴です。

最近では、働き方の多様化やリモートワークの普及といった流れもあり、デュアルライフがかなり注目を集めているんですよ。

テクノロジーとデュアルライフを両立する
「欲張りな若者」の味方

 

オスギ

紙に書いてる暇があるなら、仕事しなさいって(呆)。そういえば最近、ずっと尾道にいますよね?

M崎

「M崎さんは来なくていい!」って、俺、社長なのに、出張に全然行かせてもらえないの。

オスギ

出張ねぇ〜
あ! そういえば、府中市にスゴイ会社があるって聞いたんですけど。最新テクノロジーにふれられて、東京とのデュラルライフも送れる、「タテイシ広美社」っていう会社で……

M崎

ナニソレ!? テクノロジー! デュアルライフー! いますぐ話を聞きたいんだけど!

オスギ

えっ、いまから〜!? 

 

30分後・・・

府中市に着いちゃいました。尾道から車で30分ほどで思ったより遠くないのね府中って。

 

オスギ

M崎さん、やる気スイッチ入ったら、行動早すぎ…。

M崎

来ちゃった。府中市の「タテイシ広美社」さん。ワクワクする〜!

ホントにここで合ってる? 周りを見渡しても、ほとんど山ですよ?

 

M崎

あの〜、「タテイシ広美社」さんって、こちらですか?

受付の方

え……、は、はい。弊社は「タテイシ広美社」で間違いないのですが、どちら様でしょう?

M崎

我々は、尾道移住メディア「ANCHER」の編集チームです。

受付の方

か、確認してまいります。

 

5分後・・・

 

男性

やあ、こんにちは! 受付担当から話を聞いたんだけど、どんな用件かな?

M崎

「タテイシ広美社」さんは、テクノロジーとデュアルライフに興味がある、欲張りな若者の味方って聞いてきたんですが。それって、本当ですか?

男性

はははっ! “欲張りな若者の味方”って、おもしろいね。まぁ、おおむね間違いではないかな。いま、ちょうど会議が終わったところだから、社内を少し案内してみようか。

受付の方

次のアポイントまで少し時間があります、社長。

オスギ

……しゃ、社長っ!? えーっ!

M崎

社長、お会いできて光栄です! ぜひ、お願いします!

あの有名企業の案件も!全国から依頼が殺到する理由

立石良典

(株)タテイシ広美社 代表取締役社長。凸版印刷などでの海外勤務を経て、先代よりバトンを引き継ぎ、業績右肩上がりを更新中の敏腕社長。無類の温泉好き。大切にしているのは先代の言葉、「いこる※ところに人は集まる」。愛知県出身。

※「いこる」 備後弁で炭に赤々と火がついた状態(炎が消えた安定燃焼状態)のこと

 

社長

これは、弊社で手がけた事例を紹介するコーナー。弊社は今年で46年目。看板製作で創業して、現在はデジタルサイネージやLEDビジョンなどの製作も手がけています。
年間の施工実績は1000件以上、これまでの実績は5万件以上あるよ。

 

M崎

このユニクロ銀座店のLEDは当時、テレビで見ました!かっこいいことするなぁって。

オスギ

私も京都の京セラ美術館で実物を見たことがあります!
地元の店舗から大手企業の旗艦店まで、手がけた事例の幅がとにかく広くて、びっくり。

社長

こっちは、実物を見てもらえるショールームだ。

 

M崎

えっ、、、

 

M崎

東京オリンピック・パラリンピックの案件まで!? 実績のレベルが高すぎ!

社長

最近は、ソーラーパネルや電子ペーパーを使った、消費電力がほぼゼロというバス停の時刻表示版や防災サイネージも開発・提供しているよ。

 

M崎

いやー、これ、カッコいいな! キラッキラで、未来を感じる!

オスギ

こらこら、勝手に触らない。

社長

これは透過性のある「メッシュLEDビジョン」で、弊社で開発・設計しているよ。ガラス面に設置すると、正面からは映像コンテンツが見えて、内側からは外の景色を眺めることができる。

オスギ

す、すごい!
それにしても、名だたる大手の看板やデジタルサイネージを手がける会社が、こんな地方都市にあるのは、なぜ? お話を聞けば聞くほど、謎が深まるんですが……。

 

社長

それは、弊社の強みが、「デザイン・設計・製造・施工・メンテナンスまで、一社完結のワンストップサービス」と、「全国対応」だから。
1台からフルオーダーメイドできることや、中間業者を通さない価格力なども評価いただけて、実績につながっているんだけど、実はそういうワンストップで受注できる会社って、全国的に見ると少ないんです。

M崎

いやー、ホントにスゴイっすね! この会社でバリバリ働く社員さんにも興味が出てきたな〜。

社長

私はこれから打ち合わせがあるから!
社内のリアルを知りたいなら、社員に直接聞いてみたらいいよ。Fくん、ちょっといいかな?

デュアルライフを実践する社員、集結!

左から
ブラザーF/営業部リーダー。福岡出身で、1児の父。東京でキャリアを重ね、タテイシ広美社への転職と同時に奥様の地元・府中市へ。
スターK/前職は証券会社の営業、業界未経験という異色のキャリアでタテイシ広美社の設計開発課に飛び込んだ期待の星。地元は広島市内。
エースS/営業部のエース。埼玉出身、東京勤務を経て、旅行で訪れた尾道に惚れて移住&タテイシ広美社に転職。まもなく産休を控える。
ホープO/今年4月入社の、営業部期待の新人。大手商社の営業として東京と大阪で勤務し、両親の地元・瀬戸内エリアへの移住を検討する中でタテイシ広美社へ。

「デュアルライフ」にあこがれるM崎の好奇心が暴走して、タテイシ広美社で働く社員さんたちのライフスタイルやキャリアプランを急遽、聞かせてもらえることに。立石社長の一声で、“欲張り”な戦士たちが4人も集まってくださいました! みなさん、デュアルライフを実践中とのこと。

 

M崎

まず、みなさんのデュアルライフについて教えて下さい!

ブラザーF

弊社の看板やデジタルサイネージは関東でのニーズが高く、営業部の我々3人は東京方面への出張をベースに勤務しています。僕は月の半分くらい、都内にいますよ。

オスギ

東京での拠点はどうされているんですか?

ブラザーF

会社が、東京と大阪に宿泊できる拠点を用意してくれていて、出張時はそこに泊まっています。同じタイミングで出張に来ている他部署のメンバーとも、つながりが深まるのが良いです。

エースS

私は月に1度、東京方面でデジタルサイネージ関連の現地確認や調査の仕事があり、出張時は埼玉にある実家に泊まります。リモートワークできるようにノートPCが全員に、会社から支給されているので、実家にいても仕事ができるんです。

ホープ0

出張時に関東の実家へ寄れるのは、大きなメリットだと私も感じています。私の両親は神奈川在住。前職で出張慣れしているので、早く仕事を覚えて戦力になりたいです!

オスギ

オフの日も、デュアルライフならではの楽しみがありますか?

スターK

Fさんに誘われて月2回、地元の社会人サッカーチームに参加しています。会社の先輩や地元のサッカー好きの方とも交流できて、充実しています。

ブラザーF

それだけハマってるなら、練習サボらずに来なよ〜(笑)

 

ホープ0

私は海に近いところで暮らしたい願望が、この転職で叶いました! 東京では狭いワンルームだったけど、尾道の家は広々とした一軒家。自然いっぱいの環境で、海とトンビを眺めて「最高♪」って毎日思ってます。

エースS

私も都会の暮らしには、もう戻れないな(笑)。東京は何でもあるけど、情報量が多すぎて。尾道の商店街をぶらりと散歩して、地元のお店に寄り道するぐらいの休日が自分には丁度いいんです。
あとは、通勤ストレスがないこと。府中って実は、とても便利な位置にあるんですよね。

ブラザーF

そうそう。隣の福山市は広島県内で2番目に大きな都市だから、福山方面は混むんだけど、府中に向かう道は逆だから、それほど混雑しないっていう。

スターK

僕は実家が広島市内にあって、府中から近いのでよく行ってます。前職で住んでいた福岡へも行き来しやすいから、福岡の友人と気軽に会えるのもうれしくて。田舎だけど、不便な場所ではないですね。

府中市であれば休日に尾道市街を散歩するのも新鮮な距離感かも

都会と田舎の良いとこ取り

 

M崎

出張で都会へ行けるのも、テンションあがりますよねー!

ブラザーF

やっぱり東京出張で渋谷などに行くと、街の変化がとても速い。弊社で扱うデジタルサイネージやLEDビジョンの導入事例も多いから、最新のテクノロジーが身近な環境に身を置く時間は、仕事をする上でも大切ですね。

エースS

年に一度の社員研修では、ものづくりに関する研修に加えて、弊社が手がけた事例を必ず見学に行くんですよ。デジタルサイネージの研修でアメリカのハリウッドに行く場合も、成田空港にある施工事例を見てから目的地へ、といった感じ。

スターK

研修で遠方の事例を見に行けるのは、純粋にうれしいですね。府中で設計・開発したものが全国各地に運ばれて、みなさんのお役に立てているんだなぁ、って。

 

オスギ

都会と田舎のイイとこ取りですね。JターンのKさん以外はみなさんIターンですが転職について、不安はなかったですか?

エースS

先輩社員が新人を手厚くサポートする「ブラザー・シスター制度」があって、1人前になるまでかなり助けられました! 

ブラザーF

制度ができたのは2年前ぐらいかな。いまは業績好調で事業拡大しているフェーズで新入社員が多くて、新人の数は10年前の4倍! 僕が入社したときは制度がなくて仕事を覚えるのが大変だったから、会社に提案したんだよー。

スターK

Fさん、あざっす!笑
僕は前職が違う分野で、しかも営業職から技術職に転向したけど、そういったサポート制度のおかげで、短期間でものづくりのプロセスを魅力に感じられるまでに成長できました。
仕事の幅も広いから、これまで考えたこともない分野のことも毎日考えていて、フレッシュな気分で日々、仕事に取り組めています。

M崎

イキイキと働くみなさんのお話を聞いていたら、俺もタテイシ広美社さんに転職したくなってきた!

オスギ

コラコラ! でも、こんなキラキラした青春のような働き方、純粋にうらやましいー!

副業したいなら◯◯すればいいじゃない

 

社長

みんな、お疲れさま。ずいぶんと話が盛り上がっていたようだね。

M崎

いやー、みなさんデュアルライフを実践する方ばかりで圧倒されましたよ。ちなみに、会社での副業ってOKなんでしょうか?

社長

申し訳ないけど弊社では、副業は禁止だね。
仕事が忙しいのもあるし――「忙しさ」の感じ方は人によるから一概には言えないけれど――、うちの社員は同時進行で案件をいくつも抱えている状況だから、実際に働き始めたら副業どころではないと思うよ。

オスギ

(デュアルライフもできて副業もなんて、そんなに甘くないよね…)

社長

そもそも、勤務時間以外も副業などの仕事にあてると、自分のための時間がなくなってしまうし、プライベートも充実していないと本業でも良い仕事にはつながらないでしょ? だったら、副業ではなく、社内でベンチャープロジェクトを立ち上げて挑戦したらいい、というのが私の考え。もちろん社内稟議を通すことは必須になるけど、つねに新しいことへの挑戦を忘れない企業でありたいからね。

M崎

だったら納得!社長の考え方ステキすぎる。。

タテイシ広美社が府中市から発信したいこと

 

社長

そうそう、「地方都市に本社を置きながら、全国を相手に仕事しているのはなぜ?」という質問が先ほどあったけど少し補足していい?

オスギ

ぜひ、お願いします。

社長

ここ、府中市でビジネスを展開することにこだわっているのは、府中で暮らす子どもたちに、「地元で仕事をして生活していきたい」と少しでも思ってもらいたいから。残念ながら今、高校卒業を機に進学・就職で府中市を離れる若者はとても多いんだ。

M崎

若者の地元離れの問題って、最近よく聞きますね!

社長

そうなんだ。府中市も同じ状況で、その課題をどうやってクリアしていくか?と考えたときに我々ができることは、「府中に残って仕事がしたい」と思ってもらえるような仕事をつくること。
この街で暮らす子どもたちや親御さんに、地元の会社をもっと知ってもらいたい――、そんな想いがあって、市内の学校で「模擬会社」の授業を弊社の社員が担当するという取り組みもしているよ。

オスギ

若者が誇りをもてる仕事を府中市から発信する、という大きなビジョンがあるんですね。

社長

先代が立ち上げた「タテイシ広美社」を継いで10年目。会社の発展ももちろん大切だけど、同時に、世の中の課題解決にも取り組んでいかなければならない時代だからね。事業を通してこれからも、「世の中の困りごと」に真摯に向き合っていきたいと考えているよ。

M崎

デュアルライフだけじゃなく、地域貢献もできるなんて、めちゃめちゃ欲張りな人生じゃないですか! 最高です。社長、僕もついていきますー!

タテイシ広美社では現在、デュアルライフを実践し、東京と府中市の架け橋となってくれる人材(営業職)を募集中です。興味のある方はお気軽にお問い合わせください!

*当取材は事前にアポイントをいただいて行なっており、会社への突撃訪問など、記事内での描写の一部はフィクションです。タテイシ広美社様へのご訪問およびお問い合わせは、必ず事前に連絡してください。

この記事を書いた人

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おすぎ編集者・ライター

「子どもとしまなみ海道を走破したい!」と2020年、大阪から向島へ移住。
2人の子どもと自転車生活を楽しみながら、広島・大阪の2拠点でメディア編集・制作を行う。株式会社ピクニック社代表。
自転車系フリーペーパー&Webマガジン「cycle」編集長。
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