こんにちは。東京から広島にUターンして働いているTachanです。
UターンやIターンなどを通じて広島県に移住しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。
「豊かな自然」や「住みやすい都会」「情緒ある街並み」など、広島県は地域によってさまざまな特色があるため、住む地域によってライフスタイルも異なってきます。
そこで今回は広島に住んでいる僕が選ぶ広島で移住者に人気の街10選を紹介していきます。
広島への移住を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
【広島県の概要】
広島県は中国地方に位置する県で人口は約277万人の地方都市です。県庁所在地の広島市は人口が100万人を超えており、全国でも11番目に人口の多い都市でもあります。世界遺産の原爆ドームや宮島/弥山などが観光名所として有名で、瀬戸内海や中国山地に囲まれた豊かな自然が同居しています。名物はお好み焼きや牡蠣、もみじ饅頭などがあり、カープやサンフレッチェなどスポーツが盛んな県としても有名です。
移住者に人気の街①:尾道市
「海と坂の街」としても知られ、海に面した気持ちの良い景色と坂に立ち並ぶ民家が情緒豊かな尾道市は、観光地としてだけでなく移住先としても人気です。
おしゃれで個性的なカフェも多く、のんびりとしたスローライフが楽しめる上に、福山市まで電車で4駅、三原市まで電車で2駅という利便性の高さも兼ね備えています。
私もしまなみ海道でサイクリングを楽しむ際によく訪れるのですが、その度に「のどかでゆったりとした街だなぁ」と思います。
移住者支援も積極的に行っており、以下のような支援プログラムも充実しているのもポイントです。
- 尾道市子育て世帯等住宅取得支援事業補助金
- 空き家再生促進事業補助金
- 開業支援補助金
- 子ども医療費助成
移住希望者に向けた情報発信を行う「尾道移住ポータル」も用意されているので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
移住者に人気の街②:廿日市市
廿日市市は、世界遺産に登録されている厳島神社がある地域です。
広島市の西側に隣接した地域でもあり、都心部へのアクセスの良さ(広島駅まで電車で20分)と田舎と街が程よく混ざり合った住み心地の良さが魅力です。
海沿いの街に住むこともできますし、車は必要になりますが山間部での暮らしも可能です。
後は、広島名物の牡蠣が楽しめる「牡蠣小屋」という飲食店があるのが個人的に好きなポイントです。
また、子育て支援に力を入れている地域でもあり、日経BPの「子育てしやすい自治体の中国地方No1」にも選ばれています。
【主な子育て支援】
- 子育て応援アプリ「はつっこ手帳」
- 子育て支援センター(市内3ヶ所)
- 待機児童ゼロ(保育園37園/幼稚園8園)
- 保育料無償
- 未就学児の医療費無料
適度に自然に恵まれた土地で快適に暮らしたい子育て世帯の方におすすめの移住先です。
移住者に人気の街③:世羅町
世羅町は、広島県中央部の山間地域にある自治体で観光農園や農作物の販売所が数多くあり、駅伝が盛んな地域としても有名です。
「自然の中で暮らしたい」「移住を機に農業を始めたい」といった方におすすめの土地で、車は必須になりますが福山などの都市まで1時間程度というアクセスの良さはあります。
また、子育て世帯向けの家賃補助や医療費支援、保育料の軽減支援などを積極的に行っているため「自然の中で子供を育てたい」と思っている人にもぴったりです。
【主な移住支援】
- 子育て家庭の家賃補助
- 乳幼児・児童の医療費支援
- 保育料の軽減支援
- 空き家バンク制度
- 新規創業支援助成金事業
- 世羅農業人材育成支援事業
移住して開業したい方や就農したい方におすすめの土地ですし、その他にも自然の中で暮らしながら福山市や三原市で働くといった選択肢もあります。
移住者に人気の街④:福山市
福山市は広島県東部の地域で広島市に次ぐ2番目の規模を誇っています。
知名度はそこまで高くないですが、人口40万人以上で程よく栄えた都会になっていますし、青山商事(洋服の青山)やエフピコ(食品トレー)、福山通運といった大企業も多いので移住先での求人にも困らないでしょう。
また、広島市ほどカープ熱が高くない(※低いわけではない)と思いますので、広島特有の雰囲気が苦手な方でも住みやすいはずです。
主な移住者向けの支援は下記の通りです。
- 子育て世帯向け市営住宅
- 移住者対象の住宅ローン優遇制度
- 乳児一般健康診査無償
- 子育て応援センター
- 農業支援/漁業支援
同じ広島県の地域ですが、広島市とは距離が離れており、街の雰囲気も異なるので、広島市とはまた違った生活が楽しめると思います。
移住者に人気の街⑤:三原市
三原市は広島県南部に位置する地域で、駅周辺のコンパクトな街と周辺の自然豊かな土地が特徴となっています。
福山や尾道、東広島へのアクセスも良く、三原駅は新幹線も止まるので大阪や東京などに行く機会がある人にとっても便利です。
街としても住みやすいですし、車や自転車で少し走れば海や山に行ける立地も移住にぴったりですね。
個人的には三原駅から船電車で20分程度の場所にある「大久野島(通称ウサギ島)」がおすすめです。
【主な支援事業】
- 三原市結婚新生活支援事業
- 三原市移住支援事業
- 空き家改修等支援事業
- 乳幼児等医療費助成
- 乳幼児健康診査無料
移住者に人気の街⑥:大崎上島
広島に移住して島暮らしがしたい!という方におすすめなのが「大崎上島」です。
竹原市からフェリーで30分程度の立地で人口7,000人程度の島でもあり、造船業や柑橘類の農産業が盛んに行われています。
のんびりとした雰囲気を味わうこともできますし、サイクリングやキャンプ、グランピングといったアウトドアにも最適です。
私も一度サイクリングで訪れたことがありますが、「島らしい島」だなと思いましたし、静かで海が綺麗なのでゆったりと暮らしたい人にはぴったりだと思います。
【主な支援事業】
- 新規就農支援事業
- 空き家バンク制度
- 定住促進住宅用地分譲
- 子育て住宅提供
- 子育て支援手当
- 妊婦・乳児健康診査交通費助成
移住者に人気の街⑦:東広島市
東広島市は広島県の中央部に位置する市で、日本酒で有名な西条町があり、広島大学を中心とした学園都市も整備されています。
広島市へも電車で行けるアクセスの良さが魅力なため、東広島市で働くだけでなく、広島市で働きながら東広島に住むといった方も多いです。
山間の地域になるため広島市よりも夏は若干涼しく暮らしやすいと思います。
【主な支援事業】
- 空き家改修支援事業補助金
- 就業・創業活動に係る滞在費補助金
- 空き家バンク制度
- 妊婦健康診査助成
- 産前・産後ママヘルパー派遣事業
- 乳幼児等医療費支給制度
移住者に人気の街⑧:安芸郡府中町
安芸郡府中町は広島市の東隣にあり、マツダの本社があることでも知られています。
人口も多く、広島市へのアクセスも良好、イオンモールなどの商業施設へもすぐに行ける立地の良さが魅力です。
坂が多く徒歩や自転車での移動が辛いというのが難点ではありますが、街としての利便性の高さはピカイチです。
私も周辺を自転車で散策したことがありますが、電動自転車は必須だなと思いました。
【主な支援事業】
- 子ども医療費助成制度
- 児童センター・子育て支援センター
- 放課後児童クラブ
移住者に人気の街⑨:安芸太田町
安芸太田町は、広島県の北部に位置する山間部の地域です。中国山地に属する山間の地域で、雄大な自然の中で生活を送ることができます。
周辺にはキャンプ場やスキー場も充実しており、ドライブやサイクリングなども思い切り楽しめるのが魅力です。
ただし、冬は豪雪地帯となり滅茶苦茶寒くなるので「広島って暖かい土地だよね」と思っていたら後悔するかもしれません。
自然の厳しさを乗り越えなければならない土地ではありますが、子育て支援を中心に移住者向けの支援事業を積極的に行っているため、自然の中で子育てがしたい方におすすめです。
【主な支援制度】
- 子育て世帯定住応援制度
- 移住定住促進応援事業
- 40歳未満通勤者助成事業
- ペレットストーブ等購入促進制度
- 第2子以降保育料軽減事業
- 乳幼児/子ども医療費支給事業
- 空き家バンク制度
移住者に人気の街⑩:広島市
最後に紹介するのは広島県の中心でもある「広島市」です。
コンパクトな都市と適度な自然が入り混じった住みやすい環境が魅力です。
県外の方がイメージする「広島らしい」暮らしが実現できるでしょう。
ただ、広島市も居住する区によって印象が異なります。
【中心部】
- 中区
- 南区
- 東区
【周辺部】
- 西区
- 安芸区
【郊外】
- 佐伯区
- 安佐南区
- 安佐北区
都会らしい生活を送るなら中区や南区がおすすめですが、所々自然も豊かで住みやすい環境がお好みであれば佐伯区、安佐南区、安佐北区あたりがおすすめです。
【主な支援事業】
- 移住支援金制度
- こども医療費の補助
- 児童手当(子ども手当)
- 三世代同居・近居支援事業
まとめ
広島県で人気の移住先10選を紹介しました。
県内でも地域によってさまざまな特色があり、地方都市色の強い広島市や福山市だけでなく、安芸太田町や世羅町といった自然豊かな土地も人気を集めています。
「大都市に住みたい」以外のニーズであれば叶えられる移住先と言えるので、広島への移住をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。