Uターンして実感。広島県に移住するメリット・デメリット

こんにちは。東京から広島にUターンして働いているTachanです。

この記事では、広島県への移住を考えている方に向けて、僕の経験から「広島県に移住するメリットとデメリット」を紹介します。

「東京都とは何が違った?」「イメージとのギャップはある?」など、広島県への移住に興味がある方は参考にしてみてください。

【広島県の概要】
広島県は中国地方に位置する県で人口は約277万人の地方都市です。県庁所在地の広島市は人口が100万人を超えており、全国でも11番目に人口の多い都市でもあります。世界遺産の原爆ドームや宮島/弥山などが観光名所として有名で、瀬戸内海や中国山地に囲まれた豊かな自然が同居しています。名物はお好み焼きや牡蠣、もみじ饅頭などがあり、カープやサンフレッチェなどスポーツが盛んな県としても有名です。

広島県に移住するメリット4つ

僕が思う広島県に移住するメリットは以下の4つです。

【広島県に移住する4つのメリット】

  • 人混みが少なく街がコンパクトで住みやすい
  • スポーツが盛んで観戦には困らない!
  • 海や山など自然が近くレジャーやアウトドアも楽しみやすい
  • 大型のショッピングモールが点在しており買い物にも不便しない

広島県に移住するイメージを膨らませながら参考にしてみてください。

①人混みが少なく街がコンパクトで住みやすい

東京都と比較すると広島県は人混みが少なく、街全体がコンパクトに収まっており、利便性がありながらも住みやすさも兼ね備えているのが特徴です。

朝の通勤・通学時間帯であっても東京のような満員電車にはなりませんし、渋谷のスクランブル交差点のように人混みでごった返すこともほとんどありません。

広島市の中心部には、「そごう」や「パルコ」といった商業施設や「広島県立美術館」などの文化/娯楽施設、「お好み村」などの飲食店が集中しており、歩き回ったり、路面電車で移動したりしてスムーズに移動ができます。

都市部でも川が多く、敷地の広い公園もあるなど自然が豊かで落ち着いた景観の中で生活を送れるというのも魅力でしょう。

②スポーツが盛んで観戦には困らない!

広島県の魅力は何と言っても「スポーツに熱い」ところです。スポーツの充実度に関しては東京にも負けていないでしょう。

リストアップするだけでも県内には多種多様なスポーツチームが活動しています。

広島県のスポーツチーム
野球 広島東洋カープ
サッカー ・サンフレッチェ広島

・サンフレッチェ広島レジーナ

・福山シティFC

・アンジュヴィオレ広島

バスケットボール 広島ドラゴンフライズ
バレーボール JTサンダース
陸上 ・中国電力陸上部

・ダイソー女子駅伝部

ラグビー ・中国電力レッドグリオンズ

・マツダスカイアクティブズ広島

その他 ・ヴィクトワーク広島(自転車ロードレース)

・イズミメイプルレッズ(ハンドボール)

・ワクナガレオリック(ハンドボール)

・コカ・コーラレッドスパークス ホッケー部(フィールドホッケー)

・広島エフ・ドゥ(フットサル)

・広島ガスバドミントン部(バトミントン)

スポーツ観戦には困りませんし、広島県民もカープを中心にスポーツには熱い思いを持っており、街全体の一体感は他県では味わえない魅力です。

【主なスポーツ施設】
・マツダズームズームスタジアム広島(野球)
・エディオンスタジアム広島(サッカー/陸上競技)
・広島グリーンアリーナ(バレーボールなど)
・広島サンプラザホール(バスケットボール)
・Balcom BMW 広島総合グラウド(フィールドホッケーなど)

「スポーツ好きな方」や「スポーツ観戦が趣味な方」にとっては、都市部からの移住であっても満足できる街と言えるでしょう。

③海や山など自然が近くレジャーやアウトドアも楽しみやすい

広島県は地方都市でありながら海(瀬戸内海)や山(中国山地)が近く、車を使えば日帰りでもさまざまなアウトドアやレジャーが楽しめます。

県北の山間部であれば、スキーなどのウインタースポーツが盛んですし、キャンプ場も豊富にあり、BBQやグランピングなども楽しめます。

海沿いの地域では、マリンスポーツも楽しめますし、釣りスポットも盛りだくさん。瀬戸内海に浮かぶ島を走るサイクリングやツーリングも盛んです。

【主なドライブ/サイクリングスポット】
・しまなみ海道(尾道市〜今治市)
・やまなみ海道(尾道市〜松江市)
・とびしま海道(下蒲刈島〜岡村島)
・江田島
・やまがたサイクリングロード(安芸太田町/北広島などの県北西部)

都会よりも自然に触れながら遊びたいという方に向いた地域となっています。

④大型のショッピングモールが点在しており買い物にも不便しない

広島市内には、大型のショッピングモールが各所に点在しているので、日常でのお買い物から休日のお出かけにも不便しません。

【広島市内にある大型ショッピングモール】
・そごう広島店(中区)
・THE OUTLET広島(佐伯区)
・LECT(西区)
・広島マリーナホップ(西区)
・アルパーク(西区)
・イオンモール広島府中(安芸郡府中町)

広島市の中心部だけでなく、各地域にもファッションや映画館、フードコートなどが併設された商業施設が豊富なので、都市部から離れた場所に住む場合でも困らないでしょう。

広島県にUターンするデメリット4つ

僕が思う広島県に移住するデメリットは以下の4つです。

【広島県にUターンする4つのデメリット】

  • カープ熱が高すぎて他県からの移住だと肩身が狭いかも…
  • 公共交通機関が不便で車必須の地域が多い
  • 東京まで遠い/空港までのアクセスが悪い
  • 文化施設/娯楽施設は都会に比べると物足りない

移住してから後悔しないようデメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。

①カープ熱が高すぎて他県からの移住だと肩身が狭いかも…

スポーツ熱(特にカープ熱)の高さは広島県の良いところではあるのですが、他県から移住してきた人にとっては肩身の狭さを感じるかもしれません。

最近では比較的温和になっているのですが、「広島に住んでいる=カープを応援している」という前提で話が進むことがあるので、興味が持てないと苦痛に感じるかもしれません。

テレビ番組や街中もカープ一色になっていますし、タクシーに乗車するとカープの試合結果についていきなり聞かれるなど、慣れるのに苦労するでしょう。

②公共交通機関が不便で車必須の地域が多い

広島県にはJR線が通っており、広島市には路面電車(広島電鉄)や広島市の中心部から安佐南区の周辺をグルッと回るアストラムラインといった公共交通機関があるのですが、県全体や街中での移動を全てまかなえるほど充実しているわけではありません。

場所によっては車でしか行けないところも多く、駅から外れた場所に住むとマイカーが必須になるケースも多々あります。

都会の電車移動に慣れている人にとっては、電車が来る間隔の長さや移動範囲での不便さを感じてしまうでしょう。

③東京まで遠い/空港までのアクセスが悪い

地理的な部分のデメリットでいうと、東京から遠いというのはネックに感じるかもしれません。

新幹線だと往復で40,000円近くかかってしまいますし、移動時間も片道4時間程度と気軽に行ける距離ではありません。

格安航空を使えばリーズナブルに東京に行くこともできますが、広島空港自体がアクセスの悪い場所にあるため、気軽に利用できないのも難点です。

【広島空港への主なアクセス】
・広島駅からバスで約1時間
・福山駅からバスで約1時間
・呉駅からバスで約1時間

定期的に都会に戻りたいと思っている方やイベントで東京に行く機会があると、広島県の地理的な不便さを感じるかもしれません。

④文化施設/娯楽施設は都会に比べると物足りない

広島県は街がコンパクトで住みやすいというメリットがある反面、東京などの都市圏に比べると文化施設や娯楽施設が少なく、物足りなさを感じる人も多いでしょう。

繁華街に出かけようと思っても、東京であれば「新宿」「渋谷」「池袋」「恵比寿」など、近い距離に数多くのスポットがあるのですが、広島県だと「広島市」だけといった具合になります。

呉市や福山市、尾道市などに行くのに電車で1時間以上かかり、繁華街が隣接していないため、出かける場所がマンネリ化しやすく飽きてしまうかもしれません。

まとめ

広島県に移住するメリットとデメリットについて紹介しました。

大都会の生活が合わないなと感じている人は、そこそこ都会で自然も豊かな「ちょうど良い」暮らしが手に入る広島県に移住してみてください。

都市としての利便性もありながら、地方のゆったりとした生活も送れますし、広島ならではの個性も楽しめる土地です。

ただし、都市部から地方に移住する場合にはメリットだけでなく、デメリットがあることも頭に入れておく必要があります。

今回の記事を参考に広島県への移住についてじっくりと考えてみてください。

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