広島県尾道市に移住して失敗した7つのこと

尾道移住メディアANCHER・編集長の松崎です。
この記事では尾道4年目の僕が、尾道に移住して「失敗したなぁ」と思っていることを7つ紹介します。
僕自身、移住前は移住者の「本音」が知りたかったので、なるべく今思っていることを包み隠さず書こうと思います。

僕ら家族(妻・息子/小3・娘/2歳)は少し変わった経緯で尾道に移住しました。

2018年 埼玉→尾道に1回目の移住
2019年 尾道→埼玉に帰る
2021年 埼玉→尾道2回目の移住

いろいろあって一度埼玉に戻ったのですが、その時の経験も含めて尾道に移住して失敗したと思っていることをシェアしたいと思います。
尾道へ移住を検討されている方のために、失敗だけではなく僕なりの「改善策」も提案していますので併せてどうぞ!

尾道に移住して失敗だったこと①
生活コストが下がらなかった

尾道に移住して家賃が上がった

信じられないかもしれませんが、僕らは尾道に来て家賃が上がりました。

2018年時
埼玉県春日部市2LDK 家賃7万円→尾道市向島町3LDK(新築)  家賃8万4千円
2021年時
埼玉県春日部市3LDK 家賃7万円→尾道市向島町2LDK(新築) 家賃7万5千円

2018年は間取りが違うので妥当かもしれませんが、2021年は新築とはいえ間取りが狭くなったのに家賃が上がるというおかしなことになっています。
そう、尾道の賃貸物件は高いんです。
理由は単純に物件数が少ないのに住みたい人が多いから。

僕らとしても尾道に移住すれば生活費が抑えられると思っていたので、家賃が上がったのは大誤算でした。

その他の生活コストは埼玉と変わらない

尾道 埼玉
固定費(水道光熱費・通信費) 50000円 50000円
食費(外食費含む) 70000円 70000円
交際費 20000円 30000円
交通費(ガソリン代含む) 20000円 30000円
教育費 30000円 30000円

家賃以外の生活コストは埼玉とそれほど変わらないことがわかります。
尾道に住んでみて分かったのですが、尾道で車を持てば埼玉とほとんど変わらない生活が送れるんですよね。
尾道の郊外にはショッピングセンターやチェーン店がありますし、隣町の福山まで含めれば大抵のものが揃っていると思います。

地方に移住するとガソリン代が嵩むと言われますが、埼玉の時と比べて特別増えることはありません。
むしろ電車に乗ることが減ったので交通費は少し減ったかなと言う程度です。

尾道に移住して失敗だったこと②
車が運転できないこと

尾道に移住してから何度、「車が運転できればなぁ」と悔やんだことか。
「地方では車は必須」と言われますが、尾道でもやはり運転できないというのは不自由です。

車無しでも生活は可能

ただ、尾道は街がコンパクトなので住む場所によっては車無しでも生活できます。
例えば僕が住む向島の中心部は半径3キロくらいに下記が揃っています。

市役所の出張所、スーパー4軒、コンビニ3軒、ホームセンター1軒

実際、車なしで生活している移住者もいます。

車がないとできないこと

では、尾道で車がないと例えばどういうことができない(難しくなる)のか?

  • 尾道市の郊外(ユニクロ、ニトリ、びんご運動公園etc)に行く
  • 隣の福山市の郊外(天満屋ハッピータウン、HOLM※、鞆の浦方面)に行く
  • しまなみ海道の島に遊びにいく

※パン屋の入ったおしゃれな家具屋さん

地方は郊外にスポットが点在しているので、車がないとかなり行動範囲が狭まってしまいます。
あと、「夜中に子供を病院に連れて行く」なんてこともできなくなります。
うちは奥さんが運転してくれているので不自由はないですが、車のある生活を知ってしまった以上車がない生活には戻れないです。

尾道に移住して失敗だったこと③
実家と離れることになった

「田舎で子育てがしたい」と尾道移住を考えている方も多いかもしれませんが、大変な事も多いなぁと感じています。
具体的には、実家の存在の大きさを痛感しています。

うちには息子/小3・娘/2歳がいますが、娘が保育園に上がるまでの1年間は本当に大変でした。
狭いアパートで娘を追いかけ回して、夜には夫婦でぐったりと言う感じでした(今もですが笑)。
息子が同じ歳の時は実家によく見てもらっていたので、「2歳の子のお世話ってこんなに大変だっけ?」と。

実家に頼らず子育てしている方にとっては甘いことを言っているのは重々承知なのですが…。
特にIターンの場合、子育てで頼る存在がいないということを十分認識しておいたほうがいいと思います。

尾道に移住して失敗だったこと④
食の選択肢が少ない

これは僕が食にうるさいからこその「失敗」なのですが、都会に比べると美味しい店が少ないです。
僕が尾道で感じている食への不満はこんな感じです

  • 尾道ラーメン以外の美味しいラーメン(豚骨やつけ麺)が少ない
  • エスニック料理の美味しい店(インドカレーやタイ料理)が少ない
  • 尾道市街で地元民向けのランチが食べられる店が少ない
  • 赤ちょうちん系の大衆酒場が少ない

もちろんこれらは僕の感覚であり、埼玉にいたときも感じていたことではあるので話半分で聞いてほしいのですが。
ただ1つ言えるのは、尾道に限らず人口が少ない地方には専門店が少ないということです。

食材は美味しい

一方、食材は豊富なので食卓はかなり豊かになりました。
特にスーパーでシャインマスカットが都内の半額以下とかで売っているのには感動しました。
あとは尾道は瀬戸内の鯛や蛸などの海産物も豊富です。

シャインマスカット
岡山の桃
瀬戸内の鯛
三原の蛸
世羅町の無農薬米
瀬戸内の柑橘(石地みかん/せとか/紅マドンナ)

尾道に移住して失敗だったこと⑤

地元に深く関わろうとしなかった

これは一度目の尾道移住で痛感した失敗なのですが、もっと地元と関わりを持つべきだったなと。
当時の僕はインターネットで完結する仕事をしていたこともあって、移住者友達など限られた人としか交流していませんでした。
するとどうなったかというと、尾道への愛着が薄れてしまったように思います。

よくリモートワーカーは「どこでも好きな場所に住める」と言いますが、裏を返すと「どこでもいい」なんです。
僕は一度目の尾道移住で、そんな気持ちも手伝って尾道を離れることになってしまったと思っています。

なので、尾道の良さに気づいて戻ってきた二度目の移住では地元の人と関わるようにしていますし、地域ともっと深く関わるためにこのメディアを立ち上げました。
あなたがもし長く尾道で暮らしたいと思うなら、積極的に人と関わってほしいと思っています。

尾道に移住して失敗だったこと⑥

家がない(高い)

先ほど、失敗だったこと①で尾道は賃貸物件が少ないと言いましたが、戸建ても不足しています。
僕が住んでいる向島では、家族がいる移住者はみんな家を探しています。
「田舎には空き家がたくさんあるじゃん」と思われるかもしれません。
確かに尾道にも空き家はたくさんあります。しかし、住める状態の空き家は少ないというのが現状です。

尾道の戸建ては、下記2つのパターンが多いように思います。

  • リノベーションしないと住めない空き家
  • そのまま住めるけど割高な中古物件

僕はどちらのパターンも内見したことがありますが、前者だと300万円以下購入できるものの修繕費用に1000万円近くかかるという物件だったり、後者だと即住めるけど2000万円弱かかるというというものだったり。

なかなかコスパが良い物件に出会えていないと言う感じです。

尾道に移住して失敗だったこと⑦

地元企業の求人が少ない

こちらは、僕がこの尾道移住メディア「ANCHER」を立ち上げる理由にもなったのですが、尾道は地元企業の求人が少ないです。
いえ、ハローワークに行けば1000件くらい求人があるので、地元企業の求人が埋もれてしまっていると言った方が正しいかもしれません。

尾道に移住者を増やすためにはやはり、地元尾道の企業で働く人を増やさないと本質的ではないと思っています。
そのためにも、ANCHERでは魅力的な尾道の企業を紹介して行きます。
移住者にとって尾道の企業で働くという選択肢を身近にしたいと思います。

関連記事

TOP