尾道の有名ラーメン店「拉麺またたび」が、2026年2月28日をもって閉店します。
2016年の開業から10年。多くの常連客に愛されてきた名店が、ひとつの節目を迎えます。
閉店後は、これまでとは異なる業態で新たな店を始める予定とのこと。
一体どのような展望を描いているのか。店主の隆也さんに話を聞きました。
「拉麺またたび」の場所はこちら。
常連に愛され10年。「拉麺またたび」が閉店

2016年にオープンした「拉麺またたび」。
魚介と鶏の風味が利いた、奥行きのある味わいのラーメンが評判を呼び、地元住民を中心に多くのファンを獲得してきました。
カウンター越しに気さくに話しかけてくれる隆也さんの人柄も、同店が長く愛されてきた理由です。

閉店の理由について、隆也さんはこう語ります。
「今の店舗は少し手狭で、以前からもっと広い物件を探していました。そんな中、ちょうど良いタイミングで友人の紹介から物件が見つかったんです」
そして次の店舗では、ラーメン店ではなく日本食の店を始める予定だと言います。
ラーメンの次に選んだのは、日本の食文化

なぜラーメンではなく、日本食のお店を始めるのか。その背景には、隆也さん自身の思いがありました。
「日本の伝統的な食文化が、少しずつ失われていることに危機感を抱いています。学校教育の中でも、昔ながらの食について深く学ぶ機会は多くありません。日本の食の良さを改めて見つめ直し、自分自身が次の世代へ伝承したいと思うようになりました」
単なる業態変更ではなく、“日本の食文化を伝承したい”という使命感がありました。
「またたび」のラーメンはもう食べられないのか?

新店舗では、煮込み料理や焼き魚、おばんざいなど、伝統的な日本食を中心に提供する予定だそうです。
お酒を片手にわいわい料理をつつきながら、日本の食を楽しめる場所にしたいとのこと。
「遊び心として、スペイン料理や韓国料理なども、たまに提供していきたい」とも話します。

新店舗ではラーメンを提供する予定はありません。
ただし、数か月に一度、イベント的に提供する可能性もあるとのこと。

「またたびのラーメンをもう食べられないのでは」と心配していた人にとっては、少しほっとするニュースかもしれません。

10年続けてきた店を閉じることに、寂しさはないのでしょうか。
隆也さんは「寂しさや悲しさはありません。新しい店を始めることに、今はわくわくしています」と語ります。
新店舗は2026年春頃にオープン予定。店名はこれまでと同じく「またたび」を引き継ぐそうです。
「拉麺またたび」の一杯をもう一度味わいたい人は、2月28日までに足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- 店名:拉麺またたび
- 住所:広島県尾道市久保1丁目5-25
- 営業時間:11:30~14:00、18:00~22:00
- Instagram:@ramen_matatavi


コメント